「事業を始めてから初めて決算を行うのだが、ノウハウがなくて困っている」「決算対応のために経理部で求人を出しているが、適切な人材が見当たらない」「事業部門に決算に必要な書類の提出をお願いしたが、忙しいと言われてしまい中々回収できない」。
決算業務に関するご相談は多岐にわたります。
中でも多いのは、「事業を運営拡充するのに精一杯であり、決算処理の実務にまで手が回らない」というご相談です。
事業運営も重要ではありますが、より法人の基盤を強固にするためにはバックオフィス機能の充足も必要不可欠です。
このジレンマを解決する選択肢として、「税理士に決算業務を依頼する」という選択肢を検討するのは如何でしょうか。
ここでは決算業務を税理士に依頼するメリットについてみていきましょう。

決算業務を税理士に依頼するメリットとして、下記のようなものが挙げられます。

〇決算業務に割く時間が大幅に削減される
経理処理は日々の取引の積み重ねです。
一度誤った処理で走り出してしまうと、あとから誤りが判明した場合にその遡及修正に多くの時間と労力を割く必要が出てきます。
本業と並行しながら複式簿記で正しい財務諸表を作成するには一定の知識と労力が要求されますし、法人内にそのスキルをもった社員がいるとも限りません。
専門家である税理士と顧問契約を結び委託することで、正規の簿記の原則に基づいた正しい帳簿の作成や決算申告業務を行ってもらうことが可能となります。

〇財務諸表の品質が向上する
税理士は会計税務のプロフェッショナルです。
もちろん法人の経理部の皆様の中でも、固定資産や交際費など一部の領域において税理士と同等の知識をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、固定資産や交際費しか決算整理業務を行わないという法人は少数でしょうし、法人が抱える全ての事業の決算業務に精通していらっしゃる方も少ないのではないでしょうか。
全ての決算領域に精通している会計税務のプロフェッショナルである税理士に依頼することで、財務諸表へのチェック機能が強化され制度会計の品質向上につながるでしょう。

このように、決算申告をきちんと行うためには、会計知識が要求されます。
事業の運営で手一杯の場合は、日次の会計処理業務はもちろんのこと、四半期や年度の決算処理まで手が回りきらないこともあるでしょう。
正しく円滑に決算処理を行うために、会計の専門家である税理士に申告業務や会計処理業務を依頼するという選択肢も存在します。
一定金額が報酬として発生しますが、税理士に相談する安心感や費用対効果を考慮すると、そこまで支払う報酬も大きなコストであるとはいえないと思われます。

篠藤公認会計士事務所では東京都文京区、港区、渋谷区、大阪府大阪市を中心に、税務、会計を通じて皆様の成長をサポートさせていただいております。「税務顧問業務」「確定申告」「相続税」の業務を中心に、「難しいイメージのある会計税務を、誰にでも分かりやすくお届けする」を理念としております。相続問題でお困りの皆様や、会計処理の業務支援を必要とされている皆様にも安心してご利用いただけるような事務所を目指し、迅速かつ手厚いフォローをさせていただきますので、決算申告でお悩みの皆様はお気軽にご相談ください。